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みなもちゃんと水素職人のみなもとダイアリー

株式会社ウォーター・インスティーチュートメンバーのブログです

『ぼくの好きな先生』その5 

みなさま、こんにちは。

水素職人、さいとうです。

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さて、今日は、中学の頃の技術の先生に教わった事について。

技術家庭科って、私らの時代には軽んじられる感じでしたが、
私は、毎回楽しみで、楽しみで。

 

今では、教科指導内容は多少変化しているのでしょうけど、

 

その先生には、木工、金工の基礎から教わりまして。

木工では、椅子つくったり、プランタ置き作ったり、

金工では、文鎮つくったり、した方も居られるでしょう。

 

そういったものの作り方より、工具、どうぐ、工作機械に
心ひかれました職人少年。


ひととおりの工具、用具の正しい使い方はこの先生に仕込まれまして、
その時の基礎が、まだまだ私の中には残っております。


特に、ボール盤、フライス盤、旋盤に、人一倍の興味をもった職人少年には
別途、放課後に丁寧に使い方も教えていただきました。

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ネジを切るどうぐ「ダイス」ってのは、先生に教えていただいた店で
人生最初のタップとダイスを買ったものです。 今でも実家にあるでしょう。

f:id:minamotosuiso:20160804145821j:plainこんなどうぐです。

 

 

 

 

 

そんな先生。
たしか中一の放課後に
「ガラスはどうあつかったら割れるか?」てのを教わってた流れで、

「見た目がそっくりに作られた水晶とガラスは、舐めたら判別できる」って教わりました。

 

で、実際に、おんなじ大きさ、色、透明度の 水晶玉とガラス玉を先生に見えないように配置して、
振り返った先生が ペロッと。

 

で、「こっちがガラス」。  「こっちが水晶」って見事に百発百中でありました。

 

舐める って行為のひっかけで、「味が違うんだ」と思い込んでいた職人少年、なんども真似をしますが、違いが分かりません。 

 

味なんかしない、、、

 

級友たちは飽きたのか、それとも違う作業に行ったのか、
一人ぽつんと、左右の手に、ガラス玉と水晶玉をそれぞれ握りしめて
ペロッと舐め続ける ぼっちの子。  

はたから見てたら、悲しい感じもするな、、、

 

で、タネを明かせば、

「水晶の方が冷たく感じる」ってのが見分け方だったのです。
技術の先生は続けます、
「水晶とガラスでは熱伝導が違うから、水晶の方が冷たいんだ

 

ふーん、そうなのか。  

そうは言われても、僕さっきから 両方握りしめてますよ。
どっちも、生暖かいですけど、、、

 

結局、実感できるまで、冷ます必要があったので、暫くかかりました。

 

さて、「なんで汗をかくの?」を解説しているはずのこのシリーズ、
今回は、「熱伝導率」についてです。

 

いつものように大雑把に参ります。

 

熱伝導率。

ある物体において、熱の移動がどれだけおこりやすいかってのを表していまして、

単位長さ(厚み)あたり1℃の温度差がある場合、
単位時間に単位面積を移動する熱量ってことです。

 

うーん、言い換えるとですね。
熱伝導率の値が大きければ大きいほど
移動する熱量も大きくなり、
熱が伝わりやすいってことを意味します。

 

これを踏まえて

次回は、「水の熱伝導率」をちょこっと話します。