『日本酒の中で水素を発生させたら、スッキリした感じ!!??』
みなさま、こんにちは。
職人でございます。
さて、昨日 水素を発生させた日本酒を飲み比べてみたら、
原酒よりすっきり感じたってことを書きました。
なんでだろう?
ウマく感じたんだから、それでいいじゃん とは行かないので、
とりあえず、一番手近な測定器でと、うーん、、、
まずはpHを測ってみましょう。
これが、普通のワンカップ
これが、ワンカップ 水素発生済み
共に酸性ですけど、水素発生済みの方がアルカリよりにはなってますね。
これが、ワンカップ大吟醸
で、
これが、ワンカップ大吟醸 水素発生済み
こちらも、
共に酸性ですけど、水素発生済みの方がアルカリよりにはなってます。
ここでちょっとだけ、pH(最近はピーエイチ、もしくはペーハー)について。
高校化学では「水素イオン濃度」と教えています。
水溶液が、酸性か中性かアルカリ性かを表す指標で、
範囲はpH 0~14の範囲があり、
数字が少ない方が酸性よりで、
真ん中の7くらいが中性で、
そこから上、14までがアルカリ性よりってことです。
水素イオン濃度(H+の活量)によって数値を決めています。
表し方は、
pH =-log[H+]
logっていう対数なので、
0.1を表すときに log10-1=-1 となって、
1.0を表すときは log100 = 0 となります。
ややこしいですよね。
え? 何言ってるか分からない。 そうですよね。
もとい、
pHの表記で、1の差があったら、
例えば、3.0 と 4.0
この差は10倍になります ってことです。
なんで、上のお酒のpHの差も、数値ではちょっとですけど、
水素イオン濃度では結構違うって感じです。
で、その違いが味にでるのかってことですけど、
pH3くらいになると、「酸っぱい」って感じます。
レモンとか梅干しとかはpH2くらいですね。
日本酒のpHは大体 4.2~4.7くらいだそうです
(日本酒造協同組合中央会提供 日本酒用語集より)
今回の実験の結果もその範囲なわけですが、
日本酒の味の決め手に「酸度」ってのがありまして、
この数値はpHではなく、0.5~3.0の幅で表しているそうです。
(その数値が何を表してるのかは割愛しますね)。
で、
酸度が高い=酸が多いと、辛口、芳醇、濃厚
酸度が低い=酸が少ないと、甘口、淡麗 って言われるんですって。
「淡麗」の意味は大辞林によれば、
日本酒の口当たりが、さっぱりとしていて癖がないこと。
ふむ、
パックを入れて結果pHが変化したから、味わいも変わったっていえるのかなと思います。
(あくまでちょっとした1実験だけの結果でございます。 間違っていたら訂正します)
余談;
ふむふむ、なるほどpHで違いがね、、、
「あ、そういえば、この機械って「お酒」計測してもいいのかな?? 水溶液に使う物って買ったよな?」 「もう昨日 測っちゃったけど」
メーカーさんに聞いてみよう!
え!? つかっちゃダメ、、なの。 壊れるって、、、 そうなの、、、
ふむ、お酒を測れる計測器を捜すことにします。