『視点を変えると(酸化還元第三弾)』
みなさん、こんにちは。
水素職人、さいとうです。
さて、このところ、別な意味での「職人」記事ばかりでしたので、
今回は「酸化還元」の第三弾をお送りいたします。
さて、酸化還元反応の もっとも、一般的な理解は、
なにかが、「酸素」と化合した=「酸化」
その酸化したものが、「酸素」を失った=「還元」
と認識されているかと思います。
もうちょっと、つっこんで「水素」側からみると、
なにかが、「水素」を失う=「酸化」
なにかが、「水素」を得る=「還元」
となります。
これを、さらに別の視点からとして、
前々回の記事で、
「電子のやり取り=キャッチボール」ですよ
って書きました。
キャッチボールで、球を投げる方が
(電子を失って)、酸化する。
キャッチボールで、球を受け取る方が
(電子を得て)、還元しています。
(ボールが電子なら、黄色の子が酸化して、青い子が還元されようとしています)
酸素と水素の受け取りで考えると、「あれ? どっちがどっちだったけ?」って
なるんですよね。 しかも、それぞれが個別に反応しているように思えてしまう。
大事なとこなので、何度でも言います。
酸化還元は、同時に起こります
一人じゃ、出来ないですよね、キャッチボールって。
図にすると、こうなります。 これ、全部同じことを言っています。
電子視点から見ると、「イオン結合」が関係してきます。
ある原子が電子を失ったり、得たりするとイオンに変化します。
その時、陽イオンと陰イオンの間には、静電引力ってのがありまして、
その力によって結合するのが「イオン結合」です。
(相変わらす、乱暴な説明ですいません。)
これらについては、また別の機会にお話しできればいいなって思っています。
今日のおさらいも、こちら、
何かが「酸化」されたら、同時に何かが「還元」されているってのが、
「酸化還元反応」です。
それでは、酸化還元反応シリーズ、また次回。