『ぼくの好きな先生』 その3
みなさま、こんにちは。
水素職人、さいとうです。
ちょっとご無沙汰してしまいました。
週末をはさんで、昨日も更新せず。
気づけば、みなもちゃんの記事ばかりで、自分の過去記事を見るのに、
何かいページを変えなければならないやら、、、
さて、前回の記事で、
「なぜ、高いから低い」なのかを大雑把に説明をとしましたので、
今回はそれを。
前回、ちょこっと触れましたけど、
「熱力学第二法則」ってのです。
これを、物理の先生は、
「ナゼそうなるの?」って、素朴な職人少年の質問に、
「それが決まり、絶対だから」って教えてくれました。
今思えば、
「この世には、絶対に人間なんかに換えることのできない「力」ってものがあるんだよ、だから先ずは覚えなさい」って教えてくれたのかなっとも思いますけど、
当時は、「質問を流された」
「なんだ、あの〇〇のヤロー!」と反発し、
余計に世界史の先生の話をしっかりと、楽しい思い出としているのでしょうね。
その、世界史の先生の話してくれた内容を利用して説明します。
まずは、時代背景を。
職人高校時代は、バブル最盛期。
派手な時でございました。
今とでは情報の伝達速度は異なりますが、当然流行りもあり、娯楽で流行ったのが、「プール」「ビリヤード」ですね。
学校の近所にも複数件できまして、放課後、定食屋でスタミナ丼とかカッ喰らった後に、ビリヤードをしていたものです。
世界史の先生は、このビリヤードに例えて、話してくれました。
閑話休題、
この世の物体はすべて、原子、分子で構成されていて、その分子の動きが活発だと熱を持つことになります。
みなさんも知っておられる通り、「電子レンジ」。
これも、水分子を激しく振動させて熱を持たせます。
熱は分子が運動している状態をもさします。
運動している分子ですから、よく動いて、別の分子にぶつかります。
乱暴ですけど、
早い動きをしている分子が熱が「高く」
遅い動きをしている分子を熱が「低い」と考えてください。
ここで、ビリヤードです。
当時は、なぜかナインボールばかりやっていました。流行りだったのでしょう。
映画の力恐るべしです。
ナインボールの始まりは、ブレイクショットです。 手玉を整然と並んだ9個のボールに当てるのですけど、当時の状況を表現するには「ぶち当てる」って方が正しいでしょう。 それこそ、ガッシャーン と当てるので、一番ボールに当たったあとも、その他にボールにもガチャガチャとあたり、しばらくして、くちゃくちゃに散らばったカラーボールと手玉となっているわけです。
この状態を「熱が高いから、低いに移動する」って説明してくれました。
早い動きをしている熱の高い分子を「手玉」とし、
遅い動きをしている熱の低い分子を「カラーボール」と例えまして、
早い分子は、遅い分子にぶつかっているうちに、遅くなっていき。
遅い分子は、早い分子からエネルギーをもらって、ちょっと早くなる。
そのうち、差は無くなり同じ速度で動いた後、止まる。
って説明してくれました。
話しっぷりも面白い先生でしたので、当時の情景はまだ脳裏に焼き付いています。
クラスのどこに誰が座っていたとかまで、覚えているのは自分でも意外です。
名前が出てこないヤツが何人もいるのも事実ですけど。
その時は、「さすが、◇◇先生。 〇〇とは違うなぁ」ととても感心したのも覚えています。
でも、後になると、「これでも、十分な説明じゃないよな?」
「身近な興味ある現象で説明されたから、納得したけど。 それって、上からものが落ちるとかと一緒じゃないか?」
そのあと、それを問うと、「物理学」とか「統計力学」とかについて、説明してくれました。
大学で勉強したい って動機の大きな要因になっています。
結果的には、良い先生たちに恵まれました。
なにせ、題名が「ぼくの好きな先生」ですから、ちょっと偏りました。
「説明は不十分」なので、
もともとは、
「なんで、汗をかくの?」から始まったこのシリーズ
まだ続きます。