抗菌せっけん - 殺菌・消毒 というけれど -
こんにちは、みなもです。
ちょっと、気になった情報があります。
Twitter でもふれた、こちらの記事
殺菌効果をうたって、せっけん等に配合されている
トリクロサン と トリクロカルバンには、
普通のせっけんと比べても、有効な殺菌効果を
確認できないばかりか、環境ホルモンとして、
人体に浸透してしまうことが、明らかとなったため
ということ。
これより先に、昨年には、
EUでも、欧州連合の専門機関である、
欧州化学機関が使用禁止の決定を下しているそうです。
それで、もしやして・・・と、調べてみると、
会社や、自宅で使用しているハンドソープにも
問題とされている殺菌成分、トリクロサン が
配合されていると知って、ガックリ。
日本では、規制されないどころか、みなもの
知る限りにおいて、昨年あたりから、特に
殺菌効果の高いことを前面に出して、
宣伝していたようにも、思うのですが・・・。
よく考えてみると、よその国の事情は、わかりませんが、
近年の日本では、必要以上に “ 殺菌 ” “ 消毒 ” を、
強調している傾向があるように思います。
確かに、風邪の予防には、手洗いやうがいが、
有効であることを否定しませんが、
私達は、日常的に様々な、菌=微生物 に
囲まれて、生きているのですから、
それを、完全に排除することは不可能です。
また、菌=微生物の存在が、私たちを
守ってくれていることもあるのですから、
消毒、消毒 とあまり、神経質になることは
ないのだと思います。
そういえば、秀光博士も、以前
赤ちゃんの、ミルクビンを熱湯消毒する
という話題が出た時に、
赤ん坊の口の中自体が、雑菌だらけなのに、
口の中も熱湯消毒するのか?
とか、
だいたい、人間の視力が、今の10倍くらい
よかったら、周りの雑菌を見て、卒倒するよ。
とか、
空気清浄機の、除菌能力の高さを、問題にするなら、
外に出かけるときは、防毒マスクを付けないとな!?(笑)
と、言われていました。
衛生的であることを、追及するあまり
例えば、日本人は、海外へ行ったときに、
下痢に見舞われる確率が高い、というように
抵抗力が、なくなってしまっていている
とも言われていますよね。
まだ、抵抗力のない、赤ちゃんや、
免疫力の落ちている、高齢者の方 などには
できるだけ、注意をはらう必要があるとは、思いますが、
それ以外の人にとっては、菌=微生物 と共存しながら、
抵抗力を高める生活を、心がけることが、
大切なのではないかと思います。
ということで、早速、今日からは
普通の石鹸で、手洗いをすることにします(笑)